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2023年ウンベルト・アニエッリ賞受賞
ジャーナリスト、ビデオグラファー
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【後編】"イタリア料理"のユネスコ無形文化遺産登録をローマで取材しました!
(写真・文 櫻井芙紗子) 【ローマ:2025年12月10日】ついに、イタリア料理がユネスコ無形文化遺産に登録されました。今回、筆者はイタリア大使館貿易促進部(ICE-Agenzia)のご依頼により、10日の発表と、関連イベント取材のため、急遽ローマに向かいました。その現地の様子をレポートします。 ( 前編はこちら ) イタリア国旗トレ・コローレにライトアップされた コロッセオ。 コロッセオに、イタリア料理のユネスコ無形文化遺産登録を祝うインスタレーションが行われました。当初はジューリ文化大臣が出席するという情報のみ、事前に聞かされていたので、ピントを合わせようとファインダー越しに、メローニ首相の姿を見た時、筆者はとても驚き、そのまま夢中でシャッターを切りました。長い時間待っていたイタリアの報道陣にも、にわかに緊張が走り、さっきまでのリラックスモードとはがらりと変わっていました。 イタリア共和国 ジョルジャ・メローニ首相(中央)、 フランチェスコ・ローロブリジダ農業・食糧主権・森林省大臣(左)、アレッサンドロ・ジューリ文化大臣(右) .


【前編】"イタリア料理"のユネスコ無形文化遺産登録をローマで取材しました!
(写真・文 櫻井芙紗子) 【ローマ:2025年12月10日】ついに、イタリア料理がユネスコ無形文化遺産に登録されました。 ローマのコロッセオ(2025年12月10日筆者撮影)この後にセレモニーの舞台となる。 【要約】 今回の登録の理由は 大きく次の3つ。 1) イタリア料理は「愛情の料理」であること。 2)記憶、思いやり、人とのつながり、アイデンティティを伝え、食を通じて家族や地域社会の物語を語るものであること。 3)自然の景観とコミュニティとの結びつきを反映し、地域の記憶、日常、文化を体現していること。 これら三点が、イタリア料理に認められた新たな価値であり、登録に至った理由です。 今回、筆者はイタリア大使館貿易促進部(ICE-Agenzia)のご依頼により、10日の発表と、関連イベント取材のため、急遽ローマに向かいました。その現地の様子をレポートします。 【速報】 第一報は12月10日の午後13時頃。筆者を含めて世界中からローマに集められたジャーナリストたちの、グループチャットがにわかに騒がしくなった。「おめでとう」の言葉が飛び交う


世界イタリア 料理週間 (World Italian Culinary Week) 記念昼食会@アンティーカ・オステリア・デル・ポンテ丸の内
イベントの概要を記したカード(裏面に調味料のトピックスを記したQRコードが記載されている) 2025年11月20日、さわやかな秋晴れのもと、イタリア大使館ならびにイタリア大使館貿易促進部主催のイベントとして、2025年で10回目となる世界イタリア料理週間の記念昼食会にご招待いただき、筆者も参加した。詳細を以下の通りレポートする。 開会直前にブラインドが上がる粋な演出。目も覚める青空にゲストから思わずため息が漏れた。 2025年のテーマは「 イタリア料理と健康、文化、創意工夫 」。 開催場所は東京丸の内の丸ビル36階のアンティーカ・オステリア・デル・ポンテ。 特別ランチコースは前菜2種類、魚介、プリモ、肉、ドルチェとカフェの7皿。 イタリア政府関係者とメディア、ジャーナリスト、食の専門家の交歓会となった。 イタリア大使館よりベネデッティ大使名代としてアンドレア・デソグス(Andrea Desogus)一等書記官の開会の挨拶に始まり、イタリア大使館貿易促進部の副部長ジョヴァンニ・デッレドンネ(Giovanni Delle...

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