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在ローマ伊日財団『ウンベルト・アニエッリ賞』2023年受賞ジャーナリスト
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世界イタリア 料理週間 (World Italian Culinary Week) 記念昼食会@アンティーカ・オステリア・デル・ポンテ丸の内
イベントの概要を記したカード(裏面に調味料のトピックスを記したQRコードが記載されている) 2025年11月20日、さわやかな秋晴れのもと、イタリア大使館ならびにイタリア大使館貿易促進部主催のイベントとして、2025年で10回目となる世界イタリア料理週間の記念昼食会にご招待いただき、筆者も参加した。詳細を以下の通りレポートする。 開会直前にブラインドが上がる粋な演出。目も覚める青空にゲストから思わずため息が漏れた。 2025年のテーマは「 イタリア料理と健康、文化、創意工夫 」。 開催場所は東京丸の内の丸ビル36階のアンティーカ・オステリア・デル・ポンテ。 特別ランチコースは前菜2種類、魚介、プリモ、肉、ドルチェとカフェの7皿。 イタリア政府関係者とメディア、ジャーナリスト、食の専門家の交歓会となった。 イタリア大使館よりベネデッティ大使名代としてアンドレア・デソグス(Andrea Desogus)一等書記官の開会の挨拶に始まり、イタリア大使館貿易促進部の副部長ジョヴァンニ・デッレドンネ(Giovanni Delle...

FUSAKO SAKURAI
11月21日読了時間: 7分


【静岡・沼津】奥和の干物の物語
本当に美味しいひものとは、どのように作られるのか? 奥和のひものを、子どもの頃から、35年近く食べ続けてきた。 「よそのひものとはまったく違う」ことを、舌で知っていた。 とは言うものの、その味の違いがどこから来るのか、全く知らなかった。 そこで、現地に赴いた。 宮城県で水揚げされたキンメダイのひもの 沼津のとなり三島を流れる柿田川湧水、狩野川は、富士山の火山岩を通った雪溶水で、真夏でも冷たく清冽。この豊かな水系は黄瀬川と合流し、河口の沼津へとつながり、美味しい干物づくりにも欠かせない。 2025年9月25日、朝8:40 JR品川駅の新幹線北口改札に集合。メンバーは14名ほど。 品川から三島駅までは新幹線ひかりで約30分。そこから沼津へはひと駅。タクシーでおよそ10分。あっという間に工場に着いた。 この東京から「あっという間」の距離が、沼津が歴史的に日本一のひもの産地へ成長した理由のひとつだと後で知る。 富士山が近いことも美味しいひものの大前提にある まずは原料について。 鯵は九州沖の対馬の海域で4月から6月に穫れた旬のものを、まる一年分競り落と

FUSAKO SAKURAI
9月27日読了時間: 7分


堺・日置荘の小さなサンクチュアリ「バッバルーチ」
【大阪万博から足をのばして①】 筆者は大阪万博のイタリア館におけるバジリカータ州ウィーク(2025年8月25~29日)のバジリカータ州観光局(APT)のプロモーションイベントにお招きいただいた。 (当日セミナーの Youtube動画のリンクはこちら。 映像の...

FUSAKO SAKURAI
9月2日読了時間: 7分


【第5話】ルカニアの風景@バジリカータの旅
【いきさつ】今回、バジリカータ州観光局から全面的な取材へのご協力をいただき、マテーラを拠点に、3泊4日間で、バジリカータ州の魅力を大いに掘り下げてほしいというミッションをいただいた。 荷物はまだ部屋に運び込まれていない。簡単に身支度をすませて、パラッツォ・ガッティ...

FUSAKO SAKURAI
1月5日読了時間: 4分


【第4話】ルカニアの風景@バジリカータの旅
【いきさつ】今回、バジリカータ州観光局から全面的な取材へのご協力をいただき、マテーラを拠点に、3泊4日間で、バジリカータ州の魅力を大いに掘り下げてほしいというミッションをいただいた。 ミケーレ氏の運転で、メタポントからマテーラを目指して車でおよそ40分。車窓に見える景色...

FUSAKO SAKURAI
1月2日読了時間: 5分


【第3話】ルカニアの風景@バジリカータの旅
【いきさつ】今回、バジリカータ州観光局から全面的な取材へのご協力をいただき、マテーラを拠点に、3泊4日間で、バジリカータ州の魅力を大いに掘り下げてほしいというミッションをいただいた。 メタポントの駅から、10分ほど車を走らせると、ヘラ神殿に着いた。...

FUSAKO SAKURAI
2024年12月28日読了時間: 3分


【第2話】ルカニアの風景@バジリカータの旅
【いきさつ】今回、バジリカータ州観光局から全面的な取材へのご協力をいただき、マテーラを拠点に、3泊4日間で、バジリカータ州の魅力を大いに掘り下げてほしいというミッションをいただいた。 序章 マグナグラエキアを縦断する:カラーブリアからバジリカータへ...

FUSAKO SAKURAI
2024年12月28日読了時間: 8分


【第1話】ルカニアの風景@バジリカータの旅
【いきさつ】今回、バジリカータ州観光局から全面的な取材へのご協力をいただき、マテーラを拠点に、3泊4日間で、バジリカータ州の魅力を大いに掘り下げてほしいというミッションをいただいた。 私が旅人としてイタリアに通い始めてから、およそ四半世紀が経つ。だが、バジリカータ州に...

FUSAKO SAKURAI
2024年12月18日読了時間: 4分


【出張講義レポート】『風景を味わう ~グラスの中のイタリアと猪口の中の日本~』@シエナ外国人大学
奇しくも、このブログを書いているきょう2024年12月5日、日本の麹を使った日本酒、焼酎、泡盛を含む『伝統的酒造り』がユネスコ無形文化遺産に登録された。日本酒は1970年のピークから三分の一まで生産量が減っているが、この事実と、これから先、日本酒文化が維持されるかどうかは、...

FUSAKO SAKURAI
2024年12月5日読了時間: 7分


【イベントレポート】『サルデーニャ 巨人の島 』@イタリア大使館・東京
2024年12月2日(月)、東京都港区三田の、在日イタリア大使公邸にて開催された、サルデーニャ州のプロモーションイベント『サルデーニャ 巨人の島』に、イタリアから帰国早々の私も参加した。幸い、夕方のスタートだったので、体内時計的にはイタリア時間で動けた。 ...

FUSAKO SAKURAI
2024年12月4日読了時間: 5分


ジャパン・ピッツァ・フェスティバル2024(福岡)開会式・追悼セレモニー報告
2024年10月17日から20日の4日間、福岡大名ガーデンシティにて、「ジャパン・ピッツァ・フェスティバル2024」が開催された。このイベントは、今年で3回目のイタリア大使館公認イベントとなる。大名ガーデンシティに移転する前は、福岡JR博多駅前で行っていた。主催はラヴエフエ...

FUSAKO SAKURAI
2024年10月22日読了時間: 4分


FORMAGGI D’ITALIA イタリアチーズ料理講習会レポート
2024年6月24日(月)代々木 服部栄養専門学校アネックスにて、イタリア大使館貿易促進部主催のイタリアチーズ料理講習会『FORMAGGI D’ITALIA』が開催された。 冒頭、ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使の開会の挨拶において、イタリアのチーズの品質の高さ、...

FUSAKO SAKURAI
2024年6月25日読了時間: 11分


『パルミジャーノは1000年の歴史がある』2024/03/06@パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会90周年記念プレスディナー
2024年3月6日、@表参道リストランテ イタリアーノ エトゥルスキにて、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会90周年記念プレスディナーが開催された。 同協会から来日した広報のシモーネ・フィカレッリ(Simone Ficarelli)氏とは、実に5年ぶりの嬉しい再会とな...

FUSAKO SAKURAI
2024年3月8日読了時間: 2分


イタリアと日本の地域ブランドをどのように守るか?地理的表示へのイタリア・日本の取り組みと偽造・模倣品との闘い
〔写真〕左からイタリア貿易促進庁(ITA)長官:Matteo ZOPPAS 氏、イタリア農業・食料主権・森林(MASAF)大臣:Francesco LOLLOBRIGIDA 氏、模倣食品中央監査機関(ICQRF)局長Oreste GERINI 氏(筆者撮影)...

FUSAKO SAKURAI
2024年3月5日読了時間: 4分


【イタリアワインの物語①】古くて新しい"ポー川の向こう側" オルトレポ・パヴェーゼ Oltrepò Pavese
川向うの世界 オルトレポ・パヴェーゼ(Oltrepò Pavese)は『ポー川を越えたパヴィアの土地』という意味である。その名前が示す通り、ロンバルディア州パヴィア県の南部、ポー川を渡った丘陵地帯を指す。 オルトレポ・パヴェ―ゼの風景 (c) Consorzio...

FUSAKO SAKURAI
2023年9月21日読了時間: 9分
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